大人ニキビの跡ができてしまった場合にどうすればいいのかですが、次の二つに分けて考える必要があります。

(1)まだ炎症が続いている場合

表面上ニキビがなくなって、跡のように見える場合でも、ニキビの内部で炎症が続いている場合があります。ニキビに痛みがある場合は未だ炎症が続いている可能性が高いです。

ニキビが跡になっても炎症が続いている訳ですから、この場合は積極的に殺菌剤を使うのがよいと思います。

市販されているビフナイト等のニキビ治療薬には殺菌剤が入っているので、それで十分だと思います。

また、ターンオーバーが正常に行われていない可能性があるので、しっかり保湿をして肌が正常にターンオーバーされる状態をつくりましょう。

セラミド入りの美容液でしっかり保湿するのがよいと思います。

セラミドは角層内にある細胞間脂質の一種で、肌の潤いを保つために重要な役割を担ってるため、これを補う事で、肌のターンオーバーの正常化を早めるのが狙いです。

あとは、洗顔をしっかり行う事も忘れずに。

これらの対策をしっかり行う事によって、私の場合は大人ニキビの跡が全く残っていません。

完全に跡がなくなるまで時間がかかる場合もありますが、是非試してくださいね。

(２)炎症が治まった後

炎症が治まった後にクレーターができてしまった場合はどうすればよいのでしょうか？

クレーターができるのは、大人ニキビの炎症がかなり広がって硬い芯のある状態になり、肌にかなりのダメージを与えてしまった場合や、ニキビを潰してしまった場合などです。

大きなクレーターになってしまったり、クレーターの数が多い場合は、皮膚科でのレーザー治療を行ってみるのも一つの方法です。

ただ、レーザー治療を行ってもよくならない場合もあるのと、費用がかなりかかるので、レーザー治療は最終手段と考えた方がいいかもしれません

また、皮膚科でヒアルロン酸を注入してクレーターの凹みをもとに戻す方法もあります。

いずれにしてもこれら治療は高額な出費になってしまうので、これらを行う前に、先ほどご紹介した通りセラミド入りの美容液で肌のターンオーバーを改善して様子を見てからでもいいかもしれませんね。

女性であれば普段お化粧をしているので、小さいクレーターであればお化粧で隠れてしまいます。ターンオーバー改善中はお化粧で乗り切りましょう。